さて、先日のランボルギーニウラカンRWDクーペの試乗から頭の中はウラカン一色なのですが追い打ちをかけるようにウラカンRWDスパイダーの試乗会にご招待頂いたので、ありがたく参加させて頂きました。「ウラカンに興味は（かなり）ありますが、そうそうすぐには買いません（買えません）よ。」と最初に伺った時にお伝えしていたのですが、そんな私でもご招待して頂き本当に担当さんありがとうございますm(__)m
この日の試乗会はレーシングドライバーとの同乗試乗となり、初めレーシングドライバーの方が運転してくれ、途中からドライバー交代して戻ってくるという流れです。私の相手をして下さったのは横溝直輝選手です。（スーパー耐久などでご活躍。GT300でチャンピオンを穫った事もあるそうです。）
前半の三分の一くらいを横溝選手の運転でウラカンRWDスパイダーの解説をして頂きましたが、感激したのがプロの運転。例えば走行モードの切り替え（ストラーダ、スポーツ、コルサ）でクルマの挙動の違いを解説していたのですが、実際の運転で示してくれるのが非常に分かりやすく勉強になりました。
「コルサモードにるすと、ホラ、こんなにエンジンのツキも変わります（ブーン）」
「シフトプログラムやエンジンマッピングも変わるので、こんな感じに加速も変わりますよ（ブーン）」
といった感じで一対一でレクチャーを受けているような感じです。エンジン回転数も常に美味しいところをキープしている感じで、ちょっと一段ギア下げるだけで怒濤の加速が味わえるポジションに合わせているようでした。その後自分の運転だと、頭では分かってはいるもののギアの選択は実際難しく二段三段とガチャガチャギアを下げなければ同じような加速にならずスムーズではなかったと思います。（という事は普段はギア高めで走っている？）プロの運転は非常にメリハリがきいており、とても良い勉強になりました。
しばらくしてPAで停車・ドライバー交代となります。私が乗ったウラカンスパイダーの装備はほぼノーマルで、スポーツエグゾーストが装備されていました。以前試乗したウラカンとの違いは主に三つで、ノーマルマフラー→スポーツエグゾースト、ホイール20インチ→19インチ、クーペ→スパイダーとなっています。なのでこの三点を重点的に思い出しつつ比較してみました。
エンジンをかけますがが相変わらずの爆音でノーマルマフラーとの差はよく分かりません。アイドリングが落ちつくとやはり静かです。走り出すと違いが分かるのかもと期待しておきます。普通にストラーダモードで流す程度だと正直違いは微妙ですが、スポーツモード以上にするとマフラー音は激変。トンネルや高速の下を走っている時は音が反響してもの凄い轟音が聞こえるようになります。途中もう一台のウラカンスパイダーに抜かれたのですが、なかなか迫力ある音で抜かされて気持ちよかったです。これで車検対応というのが未だに信じられません。いつの間にか常に低いギアで楽しんでしまいました。
ホイールが19インチになっていたのですが（以前は20インチ）乗り心地は少し良くなったかな？程度です。20インチでもそんなに悪くない乗り心地なので、ホイールは見た目や予算で選べば良いのかなと思いました。滑らかな乗り心地がいいならマグネライドのオプションが効果てき面だそうです。
最後にクーペ→スパイダーの違いですが、私が危惧していた「変な軋み音」や「剛性感の低下」はほぼ感じ取れませんでした。普通に一般道を走るぶんには差はないと思います。ディーラーから車道に出る時や、段差を越える時、カーブで加重をかける時もクーペと変わりません。その上で天井が開く事の開放感が得られるので、空気を肌で感じながら運転できる贅沢があります。ノーヘルでバイク乗っているような感じです（実際した事はありませんが）。この時期はまだ日中暑いので大変ですが、季節や時間帯を選べば素敵なドライブが出来そうです。風の巻き込みは気になる程ではありません。以前TTロードスターに乗せて頂いた事があるのですが、それよりも巻き込みが少ないように感じました。
試乗して改めて思ったのですが、ウラカンはかなり車高が低いですね。帰りケイマンに乗ると車内が広く感じます（頭上スペース）。しかしこの低さがウラカンのシュッとしたスタイリングを活かしているのでしょうね。少し大柄な人はウラカンの車内はとても窮屈だと思います。（そういえば大柄な人が多いアメリカはウラカン狭くないのだろうか？）
乗り心地も良く、手軽にオープンが楽しめるウラカンRWDスパイダーは非常に購入意欲をそそられ、「どれくらいの支払いで乗れるんだろう」と考えだす程欲しいと思えるクルマでした。私がウラカンを買うならRWD、クーペではなくスパイダーで、ホイールは19インチのままブラックに塗装して、オプションはスポーツエグゾーストのみとシンプルに乗りたいですね。あとは徐々にラッピング等でカスタムして行く感じでしょうか。
お土産のカタログとボトル
