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ケイマンにより変わった心境の変化について

早いものでもう年の瀬、ポルシェケイマンが納車されて一年が経ちました。ケイマンのおかげで色々なことが体験できたと思います。今年最後のブログはケイマンについて徒然なるままに書いてみます。

今年は久しぶりにサーキット場にて走行会に参加してきました。ポルシェケイマンになってからは初めての走行です。

場所はHSR九州(熊本)で、震災の傷跡が残るピットレーンですが(もともとピットがあったところには地割れがあり、今では建物は撤去。近くにテントを立ててピット代わりにしている。)スタッフの皆様のおかげでこうやって走行会ができる事に感謝ですね。

今まではオートポリスしか走った事がないのでHSRは初で、コースレイアウトやラインもよく分かりません。とりあえず邪魔にならないように後方を注意しつつ、上手な人のラインを観察します。

慣れてきた頃にそれなりに攻めてタイムアタックしてみますが、ここで「なんか楽しいぞ」となりました。以前は「コンマ一秒縮めるぞ!」と非力なアクセラに鞭打って多少無謀な運転も顧みずガンガン攻めていたと思いますが、ケイマンは運転自体が楽しめます。前荷重でハンドルを切ったり、ニュートラルでハンドルを切ったりして挙動の変化を楽しんだり、高速コーナーでアクセル開度を変化させて挙動がどうなるかをみてみたりと色々楽しめました。

これは素性が良くないと感じられないと思われ、ケイマンはその点でかなりのレベルなのではないでしょうか。運転手の意思に正確に応え、応えられない時もちゃんと伝えてくれます。「あーそろそろ滑りそう」と感じつつもう少しコーナーを粘ってみると、その直後に”やっぱり”滑り出したり(ただし穏やか)と、挙動が本当に分かりやすいです。ステアリングやシートから様々な情報が伝わってきます。

一般道でも車がドライバーの意思に正確に応える体験できますが、応えられない状態は体験できない(したくない)のでサーキットを走ることで良い経験ができたと思います。今は自分の運転技術が未熟なのでケイマンの本領は全て発揮できていないとは思いますが、トレーニングを積んで運転するとまた違った楽しさがあるかもしれませんね。

ここで心境の変化とは、自分の求めるものが「速く走る」ことから「楽しく走る」に更にシフトしたような気がします。潜在的な能力はスポーツカーとして必要だと感じますが、常にo-100km/h◯◯秒を感じる必要も無いですし、その雰囲気を味わえれば良い気がします。あとは個人的なものですが「車の格好良さ」。完全に主観なのですが、やっぱり自分がわくわくドキドキや特別感を感じれる車がいいですよね。

なので自分の中では「走行性能」<「格好良さ」が一層強くなりました。かといってケイマンへの情熱が薄れた訳では全く無く、上記のように感じた素晴らしい走行性能とフェラーリと間違えられる程のスタイリングを有しているケイマンには、これまで以上に大切に乗り続けていこうと思います。

「これはフェラーリですか?」いえポルシェです…

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