バイク ホンダ 試乗記

新型CBR1000RR、レブル250に試乗。そして契約。

投稿日:2017年6月27日 更新日:


ちょこっと前ですがホンダ(2輪)の試乗会が熊本であり参加して来ました。お目当ては新型CBR1000RRとレブル250です。

朝一番に自分のCBR600RRでHSR九州に行き、とりあえずCBR1000RR(SPではない)の試乗受付をします。(一回試乗するごとに、次の車種を受付していくシステム)もうCBR1000RR SPの試乗は長蛇の列になっていました。CBR250RRと並んで常に人が多かったです。素の1000RRは多からず少なからずといった具合です。

さて、そう待たずに素のCBR1000RRの順番が回って来ます。前にも書きましたが新型はシュッとしてカッコいいですね。ウインドスクリーンが以前より細く感じるせいでしょうか。またがってみた感じは自分が以前乗っていた08年式CBR1000RRとそう変わらず。足付きも少し良くなったかな?という位です。

走り出してみるとあまりの軽さにビックリです。加速はリッターバイクですし国内仕様でもフルパワーなので凡人には文句無く速いのですが、新型CBRはコーナーでバイクを倒す時になんの抵抗も無くスッと倒れます。あやうくコーナーを曲がり過ぎてしまう所でした。身のこなしの軽さは600RR並みです。電子制御サスペンションはとてもしなやかで、バランスが良いと感じます。旧型も悪くはなかったのですが前後の動きが少し噛み合わないようなギクシャクしてしまう感じもありました。それが新型では「完璧」と思える程良くなっています。大幅な基本骨格の変更は行っていないとの事なので(フレームやスイングアームの軽量化・剛性の最適化程度はしている)、電子制御のおかげなんでしょうね。まるで全く違うバイクのようです。

あと改善が嬉しかったのがスロットル。スロットルバイワイヤの制御がかなり良く、滑らかになっています。右手のアクセルワークと加速がシンクロしているように感じました。思わず笑ってしまう程に。今まで乗って来た1000RRや600RRはアクセルワークがかなりシビアで苦労し、いろいろ調節したり乗り方を変えたりしていましたが(それはそれで結構楽しいのですが)、これはそんな気難しいことする必要はありません。

ブレーキに関しては今までのと変化は感じられませんでした。ABSのおかげもあり公道モデルとしては必要十分にしっかり止まってくれます。

ホンダがトータルコントロールを重視したというだけあってかなり扱いやすく乗りやすくなっています。馬力も他メーカーのように200馬力の大台はギリ超えていませんが、そこに目くじらたてて批判する必要も無いほど完成度は高いです。足回りのセッティングや重心の最適化など、自分の08年式からほぼ10年の進化はすごいなぁと感じます。体が慣れてしまえばこれほど運転がが楽しいCBRは無く、ベストなCBRだと思います。万人がスーパースポーツの世界を楽しめるバイクとなっていると思います。(更に上級者にはCBR1000RR SPも用意されている)

 

続いてレブル250。こちらは乗り味云々というよりスタイリングに惹かれている一台なのでまじまじと実車拝見。今までスポーツタイプが多かったのでクルーザーは新鮮ですね。足つき性もかなりベッタリです。車体も軽いので小柄な女性でも安心して乗れるでしょう。

跨がってみますが、ハンドルはアップライトでグリップも肩幅よりちょっと広いくらいの持ちやすい配置です。運転してみますがとても軽く、へんな癖も無く、まさしく「イージーライド」です。毎日の通勤、チョイ乗りでも気軽に乗れそうです。ただスピードが上がると250ccの単気筒らしい振動が伝わって来ます。このエンジンはCBR250R(ダブルアールではない)に積まれているのとほぼ一緒でやや高回転側にパワーの美味しい所があり、その領域を使って走行していると振動や音でちょっと疲れが出て来そうな気配を感じました。難しい事を考えずにまったり乗るか、長距離を走るならレブル500あたりが良いのかもしれません。

さて、ここで自分が契約したのはレブル250です。これで600RRと二台体制になります。なぜ買ったのかというとバイク乗りたいけど600RRほど気合入れずに気軽に楽しみたい、という動機からです。乗りやすくなったCBR1000RR一台で全て叶える事もできるのですが、そうすると予算が200万コースになってしまいます。レブル250だと税込み537,840円とほぼ140万の差が。あと600RRの下取りや税金、自賠責、任意保険も加味してもレブル買い増しの方が安く抑えられます。あとクルーザータイプにも一度乗ってみたかったというのもあります。

6月注文でも10月納車という人気ぶりなのでしばらくはお預けとなりますが、レブルはカスタムせずにはおれない車種なのでどんなパーツを取り付けるか今から妄想していく楽しみが増えました。








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