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HONDA(二輪)熊本製作所に潜入

ホンダドリームのイベントで熊本製作所の工場案内ツアーに行ってきました。主な日程は午前中最新モデルの試乗会、午後工場見学・開発者との座談会という感じでした。

RC212V

午前中の試乗会ではHSR九州にてサーキット走行となります。自分の希望するモデル、あるいは自分の愛車で走ることもできました。自分はCBR400RとCBR1000RR SPに試乗。

CBR400Rは全く前傾姿勢がきつくなく、足つきも良いので気軽にファンライドすることができます。ここであらかたコースレイアウトを覚えて本命のCBR1000RR SP に乗り換え。久しぶりの1000RRでしたがキツい前傾姿勢もすぐに慣れ先導者付きでしたが楽しく試乗できました。SPのハイライトはシングルシート仕様、サスペンションがオーリンズになったことと、ブレーキがブレンボ製に変わっている事でしょうか。 以前乗ってた08年式のCBR1000RRと比べるとブレーキング・コーナリング時の安定性がまったく違いました。自分のラフな運転をしても不安定な挙動がみられなかったので、上級者だとこの安定性を利用して更なる高みを目指せるのでしょうね。

お昼は社員食堂で食べるのですが、とても綺麗な食堂です。食券を買い、床に描かれたラインに沿って歩いていくと各カウンターに案内され食事をもらう事になります。自分はカレーを選択。バジル風味のスパイシーな味で美味しかったです。コンビニなんかもあり、お土産やホンダのミニカーを買う事もできました。

午後は工場案内ですが、もちろん写真撮影はNG。約700℃のアルミの溶炉を覗いてみたり(熱気がすごかった)、エンジン・車体の組み立てを目の前で見学しました。その中には2000万円オーバーのRC213V-Sの組み立てもあり貴重な現場を見学できました。工場の中でもとりわけ「匠」の方が丁寧に組み立てており、一日一台しか生産できないそうです。RC213V-S担当の方は腕にRC213V-Sのワッペンをしており、誇らしげに輝いていました。

その後の座談会ではHONDAの方々と現行モデルの改善してほしい点や、今後のモデルについての展望をお話し。中でも印象的だったのが「250ccの4気筒はもうないのか?」という質問に「(しばらくスタッフとゴニョゴニョしたのち)現時点で200%ありません!」と断言されたことですね。潜在的なニーズは(自分の周りを見る限り)あるとおもうのですが、コストの関係で無理だそうです。しかし逆に「いくら位までなら買いますか?」と聞かれていたので、今後に期待したいですね。

以前はどのバイクメーカーでも250cc四気筒はあったのですが、排ガス規制やフリクションロス等によりコスト上昇が免れなくなり、今では250ccは単気筒あるいは二気筒がほとんどで、250cc以上でも二気筒が増えてきました。車と同じで気筒数を減らしてフリクションを減らしているのですね。しかもエンジンの気筒数を減らす事による振動の増加はバイクだと「ビート感」というカタチであまり大きなデメリットにならないのも特徴です。

しかし四気筒でしか味わえないあのサウンドに惹かれる人も多く、しかも250ccだと車検を受けなくても良いので維持がしやすい(家族の承諾を得やすい)からぜひ復活してほしいものです。

今回のツアーは大変面白く、貴重な体験もできました。ホンダ関係者の皆様ありがとうございました。

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